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2004.03.15

Kapha(カファ)=蓄積の生命エネルギー=

特徴

カファは物質をむすびつける「水」と「地(土)」の性質をもつ生命エネルギーです。

他の二つのドーシャ、「ヴァータ」と「ピッタ」が担っている「運動」と「燃焼」は 変わりやすく不安定な働きですが、それを安定させようとして形を維持するために働くのが「カファ」です。

主な性質は、「重い」「冷たい」「油性」などです。

カファは、ピッタの消化やヴァータの輸送を助けるために「水分」として唾液や消化液、消化ホルモンをだしたり、消化された栄養分を結合させて体の血や骨、筋肉をつくるはたらきもあります。

カファの性質を強く持つ人は、体が大きくがっしりとしていますが やさしく柔和な雰囲気ももっています。
やさしく大きなひとみが特徴で のびりしています。なんでもスタートはおくれますが、
一度はじめたらとことんやりとげる持久力や、忍耐力、体力にすぐれています。


バランスが崩れると

カファがバランスをくずすと、「水」のエネルギーが多くなってしまうために 体が冷え、むくみやすくだるく感じるでしょう。
食欲不振になりますが、基礎代謝量が低いことで過度の肥満におちいることがあります。
もともとエネルギーを蓄える性質があるので、バランスがくずれると栄養物がうまく輸送経路にのりきれなくなり、体脂肪がたまってしまいます。
やる気がなくなったり、怠慢になりがちです。

対策

積極的に体をうごかしましょう。運動して十分汗をかくとカファが緩和するので爽快に感じるはずです。
甘いものは控えましょう。ただし、ハチミツはカファを減らすのですすめられます。ただし
ハチミツの性質上あたためてはいけません。
食べ物は 温かくてスパイシーなものを心がけましょう。

ピッタ=熱(燃焼)の生命エネルギー=

特徴ピッタはめらめらと燃え盛る「火」の性質を持つ生命エネルギーです。

「火」からイメージできるように、その性質には、「温かい」「鋭い」「流動する」などがあります。

ピッタは燃焼することで物質を変化させ、熱を発生させます。

人間にあてはめると、取り入れた食物を消化、代謝して体の栄養にし、生命維持に役立てています。

また、大脳で行われる知的な理解に深く関係します。

外からの情報を消化して自己の知識としいざというときの助けにします。

ピッタの性質が強い人は、基礎代謝量がおおく汗をかきやすい傾向があります。

女性では月経のとき比較的出血が長く続くようです。

性格的には、知性と集中力があり性格はあかるくリーダータイプで人から好かれます。

バランスが崩れると

ピッタのバランスがくずれると 「火」の性質が強くなるということなので異常に高い熱をだしたり、

胃のトラブルや皮膚の症状としてあらわれやすくなります。

代謝量があがるので異様にのどがかわいたり、汗が大量にでるのことで体臭がきつくなったりします。

さらに異常な空腹感があり冷たいものを好むようになります。

いらいらして怒りっぽくなる傾向があります。

対策

果物、ギーはピッタの熱をさげるのにすすめられます。

甘いものも程ほどにとると 鋭敏な感情を緩和することができます。

競争心が強いので、勝ち負けのあるものはひかえるようにしましょう。

ヴァータ(ワータ)=運動の生命エネルギー=

特徴
ヴァータは一瞬もじっとしていない「風」の性質を持つ生命エネルギーです。

主な性質は、「風」からなんとなくイメージできるとおり、”冷たい”、”乾燥している”、”動く”などです。

人間にあてはめると、人体内のすべての動く力にかかわっています。

手足を動かしたり、食べ物としてとりいれた栄養物を運んだり、老廃物を排泄したり神経系の伝達機能もヴァータの働きです。

ヴァータの性質を強くもっているひとは、小さい頃からスリムな体型で 肌は乾燥しています。
「風」の動く性質の影響から、好奇心旺盛で、なんにでもチャレンジしますがあきっぽい性格です。
とてもおしゃべり好きで、早口です。

バランスが崩れると
ヴァータのバランスがくずれると、筋肉痛、関節痛、頭痛などの痛みが出たり、便秘がちになります。
また体の冷えもきになります。気分がころころと変化して精神的にいらいらしよく眠れないといった症状がおきます。

対策
温かくて適度に油分を含む食事をしましょう。
生活のリズムを作るように心がけ、眠れない夜はホットミルクにギーを大さじ1入れて飲むとよいでしょう。

ドーシャ・生命エネルギーについて

古代インドでは、「宇宙の法則と「万物の創世」を理解するために「万物を創世する5つの要素」を定義しました。


その5つの要素とは 「空」「風」「火」「水」「地」です。

つまり、人間を含め宇宙に存在するすべての物質がこの5元素から成ると考えました。

そしてわたしたちの体を動かしているのはこの5元素をもとにした3つの生命エネルギーであると考えました。


3つのエネルギーは、「トリ・ドーシャ」となづけられました。

「トリ」とは サンスクリット語で”3”のことで「ドーシャ」は、目に見えないエネルギーのようなものです。


トリ・ドーシャは以下の3つのエネルギーです。

「空」と「風」がひとつになった「ヴァータ」エネルギー

「火」と「水」が ひとつになった「ピッタ」エネルギー

「水」と「土」がひとつになった「カファ」エネルギー


「ヴァータ」「ピッタ」「カファ」の3つの性質をもったエネルギー=「ドーシャ」も5元素同様

すべての物(人体、性質、年代、季節、時間など)に働いていると考えます。


ドーシャを飯ごうでごはんを炊くことにたとえてみましょう。


火は、ピッタ、ヴァータは火を加減する風、カファは米に入れる水ということになります。

この時、おいしいごはんを炊くのに一番重要なのは火、風、水のどれですか?

実はどれも同じくらい重要なのです。

3つがバランスよく働いてはじめてふっくらおいしいごはんが炊けるわけです。


人間の場合、このドーシャをどれくらいの割合でもっているかで、その人の体質や性質がきまりますがその人の3つのエネルギーのバランスがとれていて はじめて健康でいられるというわけなのです。

言い換えると、具合が悪いという状態は、3つのドーシャのバランスがくずれている状態ということができるのです。